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INTERVIEW

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北爪 ゆう

IT戦略 / 開発

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北爪 ゆう

IT戦略 / 開発

  • ITのためのITではなく、
    産業のためのITを手がけたい

    シタテルに入社した理由は、テクノロジーの要素がほとんどないところにテクノロジーを導入して、業界を大きく変えていこうとしていたから。シタテルに転職する前はサーバーインフラやゲームなどをつくる「ITのためのIT」をやっていたんですが、最新技術もすぐにコモディティ化しがちでした。なので、技術で現場の人の役に立てる、そういった分野に興味を持つようになったんです。具体的には、産業の課題解決のために技術を使えるような、言葉本来の意味でのエンジニアリングをやりたかったんですね。産業におけるエンジニアリングはこれまで大手SIerのものでしたが、Web技術やオープンソースのおかげでベンチャー企業にもチャンスが広がっていました。課題解決は現場と一緒にやることが大事だと思ったので、新しいものを生み出そうとしているベンチャー企業を探していたんです。

    入ってみて、アパレル出身の生産管理の方や、営業の方、縫製工場の方、クライアントにあたるブランドの方など、本当に多様な人たちと仕事をして、お互いの「当たり前」が通用しない場面がたくさんありました。知識の差を埋めるのに苦労もしましたが、すごくかんたんなことなのに難しいと思われているとか、逆に難しいのにかんたんだと思われているとか、そういうクロス感がおもしろくて。今は、ちょっと俯瞰するときと中に入るときを区別しながら、本来の価値を発揮できるようにしていきたいと思っています。

  • 仕組みが起こす変化を見せ、
    企画と実行のバランスをとる

    シタテルがめざす「ものづくり×テクノロジー」のおもしろさは、実世界のビジネスにアクセスして、自分たちで新しい価値をつくっていこうとしているところにあると思っています。前職でもお客さんに提案をもっていったり、営業のために攻めどころを決めたりというかたちでリアルと接する場面はありましたけど、シタテルのそれはもっと複雑だなという感じです。ITに親和性がない工場などはITに懐疑的なところも多くて、すぐに「ITってすごいね、やってみよう!」とはならないですからね。何とかやってみようと思ってくれたとしても、ただものづくりを進めているだけでは信用を失ってしまう。しくみによる変化がどれだけ進んでいても、それが内側から見えているだけではだめなんですね。ぼく自身、内側のしくみが良い感じで進んでいるなと思っていたときに、お客さんから「何も変わっていないじゃない」と言われたことがありました。結果だけでなく、テクノロジーによる変化の過程を見せていくことが大切だということを学びましたね。いまは、企画と実行のバランスをうまくとりながら、お客さんに価値を感じてもらうことを意識しています。

  • 業界を変えたことが後からわかるような
    「あって当たりまえ」の仕組みをつくりたい

    入社したときから変わらないのは、「業界にとって価値があるものをつくりたい」という気持ちです。プロダクトそのものの質が高いことはもちろんですけど、そこに含まれている考え方とか、どうやって使うのかというメソッドも含めて、業界の人たちが喜んでくれるものをつくりたい。自己満足じゃなくて、アパレルという産業とその歴史、そこで働いている人の特性を理解した上で最適なプロダクトを追求していくのが今後の目標です。一人でできることは限られていますが、シタテルにはさまざまな分野の専門家がいて、そこから情報やリソースを引き出してこれますからね。最初は自分に近いところからコミュニケーションをとり始めて、少しずつその範囲を広げていくと、できることややれることが飛躍的に増えていくんです。後から考えたときに、「そういえば、今うまくいっているのはこのプロダクトがあったからだよね」「あれがきっかけで、縫製工場は少しずつ良くなっていったよね」と言ってもらえるような、「そこにあるのが当たりまえ」になるようなプロダクトを生み出していけたらいいですね。