PRESS RELEASE

2023.4.18

【プレスリリース】シタテルとアスエネが連携、CO2排出量を可視化しファッション業界の脱炭素経営を推進

衣服・ライフスタイル産業が抱える社会課題の解決に取り組むシタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下シタテル)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」を提供するアスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田浩平、以下アスエネ)と業務提携し、衣服・ライフスタイル製品の生産時に排出されるCO2を可視化して、業界の脱炭素経営を促進いたします。

■連携の背景
 
近年、衣服・ライフスタイル産業が与える環境負荷が世界的な問題となっています。そのような状況の中、諸外国ではサスティナビリティの認証や定義が厳格化されたり、原材料調達や製造に関する情報について、厳しい報告義務が課されたりと、各国でサスティナブルファッションへの動きが強まっています。
 
日本でも2023年度から、上場企業が有価証券報告書でのサスティナビリティの情報開示が義務付けられており、ESGへの取り組みが重要視されています。
 
しかし、衣服・ライフスタイル産業においては、ファッションアイテムを生産する際に多重構造が常態化しており、企業は生地資材メーカーや縫製工場など製品の生産に関わるデータ収集が困難で、CO2排出量の可視化がブラックボックス化していました。
 
独自のサプライチェーンで生産し、CO2排出量の可視化が可能になった企業やブランドも一部ありますが、ファッションアイテムを生産するどの企業でも可視化できる一般的な仕組みがなく、業界でも喫緊の課題となっていました。
 
 

■連携により実現できること
 
衣服・ライフスタイル産業のサプライチェーンにおける、様々なデータを持つ「sitateru CLOUD」と、様々な業界のCO2排出量を可視化してきたアスエネが提供するCO2排出量の見える化・削減クラウド「アスゼロ」が連携することにより、業界のあらゆる企業がCO2排出量を可視化することが可能になります。
 
これにより、独自のサプライチェーンやCO2を可視化する仕組みを持っていない企業であっても、世界水準のサスティナブルファッションに取り組むことができます。

また、企業はCO2排出量を詳細に把握することで、環境への影響を正確に評価し、適切な対策を講じることができるため、脱炭素経営の取り組みも推進できます。

今後は衣服・ライフスタイル業界が抱える脱炭素化に向けた課題をさらに解決するため、海外生産でのCO2排出量の可視化や、製品・サービスのCO2排出量(CFP:カーボンフットプリント)が開示されている企業を選択できる仕組みなどを検討しています。
 
シタテルはプラットフォームを通して、衣服・ライフスタイル業界全体の環境への影響を低減し、サスティナブルな未来への変革を推進してまいります。
 
 

●アスエネ会社概要
 
会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」
    ESG評価クラウドサービス「ESGクラウドレーティング(ECR)」
    再エネ調達コンサルティングサービス「アスエネ」
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/
 
 

本件に関するお問い合わせ先

シタテル株式会社 広報担当 秋田
メール press@sitateru.com