2023.1.5

年頭所感

新年あけましておめでとうございます。2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 
2022年を振り返りますと、COVID-19の世界的拡大から約3年の共存が続く最中、ウクライナ情勢の悪化、約30年降りとなる円安や資源の高騰など、衣服・ライフスタイル産業を取り巻く環境は決して好転しているとは言い切れない状況の一方で、インバウンドニーズや付加価値商品、店頭消費の復調により、企業の業績を大きく回復させる動きも多く見受けられました。また、サッカーワールドカップ等国際的な大型スポーツイベントも開催され、世界中の多くの人々へ勇気や感動を与える、明るい出来事もありました。
当社としましても国内DXの加速によるsitateru CLOUDの導入企業数の拡大や、コミュニティ内の取り組みによるISS国際宇宙ステーションへの宇宙船内着の提供、コミュニティのリファインなど含め様々な成果に繋げる事が出来ました。

 

2023年は、衣服・ライフスタイル産業においても、この数年で真剣に新しい付加価値や、自社の強みを最大限活かした提供価値、差異化のポイントなど、競争力を試されことになります。単なる物販、単なる顧客獲得を行うのではなく「圧倒的に」支持される事業かどうか判断されることとなる年となります。これまでの実績や成功体験に囚われることなく、ユーザーと企業との間に、良い関係性(エンゲージ)を構築出来るよう尽力していきたいと思います。また、IT・テクノロジーを活用したサービスが進みゆく一方で、希薄化していた「人と人との関わり」の重要性を、この3年で再認識しました。今だからこそ、人と人との関わりによる「価値あるコミュニティの形成と洗練」が必要になってくることから、2つのキーワード、「提供価値」と「コミュニティ」が起点になると考えています。
私個人としましても、昨年は新たな気付きのある濃密な1年ではあったものの、慌ただしく応酬していた時間帯も多く、今年は、達徳「智・仁・勇」の「勇」のスタンスで、難題にも臆することなく自ら決断・実行し、クリエイティビティを高めて行きたいと思います。

 
組織としては、ビジネスや働くという事に対して、新しい価値観がある中で、一人一人が自律し(自ら思考)、プロフェッショナル性を高めたい、マネジメント力を発揮したい、円滑なオペレーションを行いたい、エグゼクティブ人材を目指したいなど、それぞれのケイパビリティを生かした、「得意の拡張」に注力し、理想のキャリアステップを実現出来る組織にしていきたいと考えています。

 
昨年、この年頭所感で申し上げた、これから100年続くビジネスの基礎となる2年の「後半戦」となります。プラットフォーム事業戦略の洗練と実行に加えて、組織としての成長も必要とする中、経営体制としましても、取締役以外の執行役員や中心メンバーが、日々プレゼンスを高めており、来期の新体制へ向けて、大きく成長を遂げようとしています。この好転のタイミングをしっかりと捉えて、ビジョン実現に向け邁進していきたい所存です。

 
2023年、みなさまのご健勝と益々のご発展を心よりお祈りいたしますと共に、引き続き一層のご指導、ご支援を賜りますよう本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 
シタテル株式会社
代表取締役 CEO 河野秀和

 

本件に関するお問い合わせ先

シタテル株式会社 広報担当 秋田
メール press@sitateru.com