2022.1.5

年頭所感

新年あけましておめでとうございます。
2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます
 
2021年、年末には新たな不安も見え隠れしていましたが、先の見えない長いトンネルを抜け、視界が開けて来ているという期待感も漂い、前向きな兆しもあったのではないかと思います。
当社においても、非常に難易度の高かった1年となりましたが、おかげさまで、これまでの基盤形成期を経て、シタテルがプラットフォームビジネスの拡大・進化に向けて「2.0」へと昇華することが出来ました。既存、新規を問わず、多くの事業者に、これまでにない新しい体験をしていただける1年となり、これも偏に当社を支えていただいた22,000社の登録事業者の皆様、1,600社のサプライヤー企業の皆様、株主をはじめとするステークホルダーのご支援の賜物であると、心より感謝申し上げます。
 
ライフスタイル・ファッション領域でも同じように不安と期待が入り混り、様々なニュースがありました。
ラグジュアリー、コングロマリット系の企業ではESGへの取り組みが加速し、HERMESはキノコ由来の人工皮革を米国の新興企業と開発を進め製品化し、CHANELでは女性経営者としてリーナ・ネアー氏がグローバル最高経営責任者(CEO)に任命されました。また、LOUIS VUITTONではストリートとラグジュアリーの融合を果たしたヴァージル・アブロー氏が41歳の若さで他界しました。
NFT関連のニュースも盛り上がりを見せ、adidasはメタバース事業へ参入しNFTコレクションを発表、NIKEはバーチャルファッションのRTFKTを買収、国内関連では米国のFOOT LOCKERがスニーカー専門店ATMOSなどを運営する日本のテクストトレーディングカンパニーを買収するなど、時代の転換期ともなるような出来事も複数ありました。
 
2022年、市場の前向きな見通しとしては、各事業者が新しいライフスタイル市場を捉えて、回復基調が継続し、年内にコロナ禍前2019年の水準まで回復する想定もありつつも、ネガティブなケースとしては消費者の購買が鈍化し、成長率は抑制され、2019年の水準からさらに10-20%程度落ち込むという予測もあります。
いずれにせよ、企業は既存の戦略に固執することなく、2次流通まで見据えた新たな商品開発や、オンラインでの高付加価値(高額)商品販売の実現、DX実施によるサプライチェーンの最適化等々、柔軟かつ速やかに様々な課題を解消していくことが必要で、そのような「進化」をしていく企業、事業者、ブランドこそが、新たな「価値」を作り、顧客のエンゲージメントを高め支持されていくと思います。
 
また、このような時だからこそ、規模に関係なく経営にもパーパスやビジョンが必要で、ビジョンのない硬直化した組織体制によって内向きの重力が働いてしまうと、改革のスピードは遅れ競争力を失いかねません。今年は、経済性、社会性に加えて、この「パーパス(ビジョン)」を体現出来る企業、人が躍動する年になると思います。
 
当社でも、この2年が今後100年続くビジネスの基礎を作る、最も重要な時期と位置付け、自らが「イマジネーター(主体的に想像力を高め、創造性を持って実践する企業・人)」として、プラットフォーム事業を洗練・拡張し、この変革の時代に、臆することなくパフォーマンスを発揮していきたい所存です。
 
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
シタテル株式会社
代表取締役/CEO 河野秀和
 
 
 

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シタテル株式会社 広報担当
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